ANAカード審査に落ちたら・クレジットの審査とその対策とは?

陸マイラー必須のANAカード。時としてクレジットカードが故に、ANAカードの審査に落ちてしまうことがあります。

また、SFC(スーパーフライヤーズ)を目指して搭乗修行し、プラチナステータスを達成したにも関わらず、SFCのカード審査が通らず、プラチナステータスが無駄になってしまうという事態もあるようです。

それではさっそく、クレジットカードの審査についてお話していきたいと思います。




カード会社別ANAカードの審査難易度

クレジットカードの審査の仕組み

クレジットカードの審査は、申込者の情報、信用情報センターに登録されている情報を参照しながら、各カード社の審査基準にて行われます。

審査の内容は、申込者の属性から判断していきます。

属性とは、正社員か非正規雇用なのか、年収の額はいくらか、結婚しているか未婚か、持ち家か賃貸か、現在の借り入れ金額や件数、所有カードの枚数などを点数を付けて判定し(これを『スコアリング』といいます)、カードを発行するかしないか、限度額はいくらか、を決めていきます。

これはほとんどのカード会社で行われており、最初はコンピューターによる機械審査、判断が難しい場合は人の手で審査が行われます。

この審査基準というものは、各社の企業秘密な部分であり、中身はブラックボックスです。

そして、クレジットカード会社によって審査基準は違ってきますし、使ってもらいたい層=顧客対象となるカードごとに審査基準も変わってきます。普通のカードよりゴールドカードの審査が厳しいのはそのためです。

ANAカードの会社別審査難易度

ANAカードの審査は寛容な順から、アメックス>JCB=三井住友カード>ダイナースクラブとなります。

ANAカードを発行している三井住友カードやJCBは比較的審査基準が厳しい傾向にあります。

ダイナースクラブはさらにその上です。なお、アメックスについては、日本の信用情報機関に登録されているデータを参照しながらも、日本のカード会社各社とはまた違った審査基準を持っています。

陸マイラーに人気の『ソラチカカード』もJCBの審査です。

他のJCBカードより若干審査基準が甘く設定されているようですが、フリーターや主婦の方には少々厳しいようで『審査に落ちてしまった』と見かけます。また、高マイル付与率を叩き出す『ANA 三井住友ワイドゴールドカード』も、職業属性や年収などで比較的厳しい審査となります。

審査に落ちてしまった、自信がないという方は、ANAアメックスから挑戦してみるのがよいかもしれません。

それでもANAアメックスの審査に落ちてしまった場合は、さらに審査の寛容な他のクレジットカードや携帯電話の分割で実績を半年以上積んでから、再度申し込み、という流れになります。

クレジットが難しい場合はプリペイドも視野に

なお、どうしてもクレジットの審査が難しい場合は、審査がないANAプリペイドカードを利用することでこの問題は回避できます。

ただし、1,000円利用で5マイル(200円あたり1マイル)、カード入会時や継続時のボーナスマイルが無いため、効率としてはクレジットのANAカードと比較すれば落ちます。

さて、題名にもある『ANAカードの審査』に落ちてしまった場合ですが、ケースによって今後の対応が違ってきます。果たして、どのようにしたらよいのか見ていきましょう。

 

クレジット利用を一度もしたことがないのに審査に落ちた場合

過去に一度もクレジットカードを持ったことがない方

信用情報に全くデータが無いことが原因、ということが考えられます。

一般的には『え?借金ないんだから信用あるんじゃないの?』と考えがちですが、カード会社の考え方は逆です。ちゃんと利用して支払いをしたデータがない=信用が無い、ということになります。

特に、30代を過ぎてから信用情報がまっさら、というのはカード会社側からすると警戒します。

18歳から持つことが出来るクレジットカードなだけに、今まで何かしらの形で過去に他で利用をしているのが普通だ、という考え方なのです。

そして、過去に破産などの金融事故を起こしていても、処理がされていれば5~10年で信用情報は抹消されその記録が消えることから、信用情報上では利用したことがないホワイトなのか、それとも過去に金融事故を起こしたブラック→現在ホワイトなのか、判断がつかないのです。

よって、もし落ちてしまった場合は、審査の比較的寛容な他のカードでしばらく利用実績を作り、半年以上開けてからANAカードを申し込むことが最善策といえます。

なぜ半年以上開ける必要があるのか、というとカードの申込に落ちました、という情報が半年間残るためです。この申込情報は半年経つと削除され、まっさらになります。

審査の寛容なカードでも通らなかった場合は、携帯電話の分割購入(これも信用情報に記録されます)を行い、きちんと支払いをして実績を積んでから申し込みをしてみましょう。

他にカードを持っているのにANAカードの審査が通らない場合

他にカードを利用していて、全く延滞もなく、きちんとされているのに審査に通らない場合は、3つあります。

カード会社の審査基準に達していないケース

先に書いた通り、収入状況や勤続の年数、また正社員か非正規雇用か、などの属性によります。この場合は、審査に寛容なカード会社を選んで申し込みすることで発行されることがあります。

なお、審査を有利にしようと年収を偽ったり、勤続の年数や非正規を正規雇用とすることは虚偽の申込となるので絶対にやってはいけません。

現在持っているカードの枚数が原因というケース

あまりにも多くカードの枚数を持っていたり、収入に対して多すぎる利用枠が多すぎる場合は発行見送りとなる場合もあります

この場合は、不必要なカードを解約するなどして減らし、こちらも半年以上開けてから再度申し込みをすることで発行されることがあります。

短期間で数多くのカード申し込みを行なっているケース(多重申込)

短期間で集中的にカード申込をすると、金策に困っているのでは?と判断され、本来通るものも通らず見送りとなります。多くても半年間に2~3枚にとどめた方が今後の為として良いです。

今持っているクレジットカードの枠を減らされたり最悪の場合は利用停止(返済しか受け付けない)や更新拒否もありえます。

どうしても枚数が欲しい場合は一気に申し込みはせず、半年ごとに時間を重ねながら増やしていきます。ポイントサイトのクレジットカード発行ポイントバック目当ての方は注意が必要です。

なお、すでに三井住友カードやJCB本体が発行しているカードを持っている場合は、同じカード会社に申込してみると良いでしょう。

全く新規の申込と既存=すでに自社のカードを利用中の顧客とでは審査が変わってきます。優良に利用してきた場合は無理にブランド変えをせず、同一ブランドで申し込みをするのも一つです。

過去に金融事故を起こしてしまった方

破産、個人再生、債務整理、時効援用、または2ヶ月以上の延滞、2ヶ月未満の延滞、いずれかよって対応が変わってきます。

破産、個人再生、債務整理、時効援用の場合

きちんと処理がなされていれば、処理が行われた日から計算して債務整理と時効援用は5年破産や個人再生は10年で信用情報から抹消されます

抹消されたことを確認してその後、カードを申し込みして審査が通らない場合は、これも上と同じで、まず審査が寛容なカードや携帯電話の分割購入を行い、支払い実績を積んでから申し込みをしてみましょう。

2ヶ月以上の延滞

カード会社は顧客が2ヶ月以上の延滞をした場合、【異動】という名前の事故情報を信用情報に登録します。

この異動が登録されると、その延滞したカードを完済したとしても、5年間に渡りこのカード契約は長期延滞されました、という記録が他のカード会社も丸見えの状態で登録されます。この異動がついていると、正直かなり厳しい状態です。

ただし、異動が登録されていても完済され、それから期間がある程度経過しており、延滞をしてしまった当時の経済状態と現在が異なる場合は、現在の収入状況や一定の預貯金の額などを確認のうえ審査が通るケースもあります。

ただし、完済されておらず、放置などで現在進行形で延滞をしている場合はまず通ることはないと思われます。

異動とならなかった2ヶ月以内の延滞

延滞をした月から24ヶ月、すなわち2年間延滞の記録が残ります。

最後に延滞をした月からきちんと支払いを続けて、2年以上経過してから申し込みをしてみましょう。また、他の人や保証会社などに代わりに支払ってもらった、一部だけを入金した(足りなかった)場合も同様です。

信用情報を開示してみると原因が見えてくる

登録されている信用情報は3ヶ所

実際に自分の信用情報がどのように登録されているのかを自分自身で確認することが出来ます。また、過去に金融事故を起こしてしまった方は、開示することでいつまでその情報が残るのかを確認出来ます。

・CIC(クレジット・インフォメーション・センター)=クレジット会社は必ずここに加盟しています

・JICC(日本信用情報機構)=一部のクレジット会社、消費者金融が加盟しています

・KSC(銀行協会)=銀行、一部のクレジット会社が加盟しています。

この3つの信用情報機関は情報交流をおこなっているため、金融事故や延滞などの情報は、銀行からクレジット、消費者金融と業種を問わず共有されることとなります。

なお、ANAカードを発行している会社が加盟する信用情報機関は以下の通りです。つまり、審査の時に見る信用情報、ということになります。

・三井住友カード=CIC,JICC

・JCB=CIC,JICC

・ダイナース=CIC

・アメックス=CIC,JICC,KSC

例として、CICに登録されたANAアメックスカードの情報を見てみます。

昨年11月、30,000マイル貰えるキャンペーンにひかれ申し込み、発行されたものです。氏名や住所、生年月日などの個人特定情報の他に、このカードはいつから契約されているか、限度額はいくらかなどがすべて記載されています。

CIC

一番下の『入金状況』へは、このように毎月の支払いがされているかどうかが記録されます。

CIC

【$】マークは、入金がきちんとされている、を表しています。もし、延滞があった場合はここにアルファベットの【A】が記入され、2年間残ることになります。ハイフン【ー】は請求なし、または利用がなかったを意味します。

全く利用しない、俗に言う『死蔵』は、この欄の履歴が【-】の連続となり、利用状況として決していいとは言えません。カード会社によっては利用しないことを理由に更新拒否(または強制解約)をすることも実際にあります。

ですので、毎月少額でもよいので【$】をつけていくことが最良のクレジットヒストリーとなります。利用金額が100円でも、10万円でも【$】には違いありません。

信用情報の開示は簡単

CICは東京ならば新宿、また全国に開示窓口があります。直接窓口へ行くと手数料500円で見ることもできますし、書類の提出などが必要ですが郵送、またはクレジットカード払いとなりますが、インターネットでの開示も可能です。

▼CICの情報開示についてはこちらを参照(CIC公式サイト)▼

https://www.cic.co.jp/mydata/index.html

 

▼JICCの情報開示についてはこちらを参照(JICC公式サイト)▼

https://www.jicc.co.jp/kaiji/index.html

信用情報開示の際の注意点

CICは開示の際に、過去に申込をした際の電話番号が開示のキーとなります。必ず全て調べてから開示してください。そうでない場合、『対象無し』となり、開示漏れがあることに気付くことが出来ません。

もし電話番号がわからない場合は、JICCは過去の電話番号でなく住所がキーとなるため、JICCを先に開示することで電話番号を知ることが出来ます。

余談ですが、自分は昔の職業柄、気になるので暇な時に開示してみたりするんですが、毎月情報更新するタイミングは各社違うんですよ。それがいつなのか気になったりしてます(苦笑

ANAカードが持てなくても陸マイラーは出来る

ANAカードが無くても陸マイラーは出来ないことはありません。

マイレージ口座自体は誰でも作ることが出来ますし、クレジット審査のないANAプリペイドカードを利用しながら、ポイントサイトのポイント、または日常で貯めたTポイントやNANACOポイントなどをマイル化することで貯める、ということで当然可能です。

ただし、1,000円利用で5マイル(200円あたり1マイル)、カード入会時や継続時のボーナスマイルが無いため、効率としてはクレジットのANAカードと比較すれば落ちます。

信用情報がどのように登録されているのか、自分自身で確認出来ます。必要に応じて(どのように登録されているか一度見る、ってのもいいと思います)開示してみましょう。

プラチナでSFCの審査に落ちてしまった場合

原則として、プラチナステータス→SFCを目指す方には必ず先に、SFCに切り替えることが出来るANAカードを作っておくことが必須です。

しかし順番が逆となり、SFCの審査に落ちてしまった場合は『ANAアメックスゴールドSFCカード』の一択です。プラチナでSFCの申し込み資格があるうちに、半年ごとに間隔を空けて申し込むべきです。

もう年会費が高いとか、還元率が、という問題ではありません。このまま審査に落ち続ければプラチナステータスそのものが失効し、SFCの申し込み資格すら無くなってしまいます。

少々今回長くなりましたが、お役に立てれば幸いです(՞ةڼ◔)☝

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