簡単!!信用情報機関JICCへ行って窓口開示を受けてみた

現在、クレジットカード会社などが利用している信用情報機関はCIC、全国銀行協会、JICCと全部で3つあります。

前回の記事では実際にCICへ行って、自分の信用情報を開示する窓口開示の方法などを書いてみました。

今回の記事では、クレジットカード会社が利用しているもう一つの信用情報機関JICCの役割と、JICCへ実際に行って自分の情報を開示する方法をご紹介したいと思います。




JICCとは

JICCとは日本信用情報機構のことで、主にクレジットカード会社、消費者金融、銀行カードローンの保証会社が登録利用をしている信用情報機関となります。

このJICCを利用しているANAカードのクレジットカード会社では、三井住友カード、JCB、アメリカンエキスプレスの3社です。

各クレジットカード会社は利用している顧客のCIC信用情報を確認しながら、銀行カードローンや消費者金融などが加盟するJICCを併用しています。

貸金業法という法律や省令で、割賦販売法で定められている『包括支払可能見込額調査』や『総量規制(キャッシング=現金の貸し付けは年収の3分の1までとする法規制)』というものがあります。

これに抵触しないよう、借りすぎとなる多重債務や多重申し込みによる乱発的なカード発行を防止する役目を果たしているんですね。

ANAカード以外でJICCを利用しているクレジットカード会社を知るには、カード申し込み約款や重要説明事項の『利用する信用情報機関』の欄に記載されているので、気になる方は確認をしてみてください。

JICC信用情報開示方法は3種類

JICC信用情報を開示する方法は全部で3種類あります。基本的にはCICとほぼ同じです。

①開示窓口へ直接来所しての開示

東京と大阪の2ヶ所に来所による専用開示窓口があります。

開示手数料は本人開示が500円です。

受付は月曜から金曜の平日のみ、土・日・祝日はお休みです。

時間は10:00~16:00となります。予約制ではないので直接行って大丈夫です。

②インターネット(アプリ)での開示

JICCのインターネット開示はスマホアプリを利用する形となります。

「App Store」、「Google Play」からアプリをダウンロードして利用します。

CICと違い、開示手数料の支払い方法が柔軟で、

・クレジットカード(1回払いのみ)
・コンビニエンスストア
・金融機関(銀行、信用金庫等)のATM(ペイジー対応ATMに限ります)
・オンラインバンキング

と選択肢が多いのが特徴です。

詳しくはJICCのインターネット開示のページでご確認ください。

https://www.jicc.co.jp/kaiji/procedure/mobile/index.html

▲JICCスマートフォン(インターネット)開示について(公式サイト)▲

③郵送による開示

必要となる申込書をJICCのホームページダウンロード、またはコンビニのマルチコピー機で入手し記入の上します。

本人確認書類と一緒に開示手数料1,000円分のゆうちょ銀行の定額小為替証書を同封、またはクレジットカードで手数料を支払う場合はクレジットカード番号を記入して送ります。

発送から約1週間から10日ほどで簡易書留にて届きます。

詳しくはJICCの郵送開示のページでご確認ください。

https://www.jicc.co.jp/kaiji/procedure/mail-person/index.html

▲JICC郵送開示について(公式サイト)▲

実際にJICC窓口へ開示に行ってみた

それではJICCの開示窓口へ直接行って、JICCに登録されている自分の信用情報を開示したいと思います。

場所はこちらです。

JR神田駅より徒歩10分かからない場所にあります。

上を首都高1号上野線が走る、昭和通り沿いの角のビルです。都営地下鉄新宿線の岩本町から5~6分、またJR秋葉原駅からでも徒歩10分程度です。

JICC 窓口開示

このビルの2階になります。

JICC 窓口開示

エレベーターで行くことも出来ますが、2階なので階段の方が早いです。

JICC 窓口開示

JICCの入り口です。

CICと違い、警備員さんが常駐しておりちょっと緊張感がありますが、入ると壁に大きく順路が書いてありますので、その通りにすれば大丈夫です。

①申し込み用紙に必要事項を記入する

申し込み書の記入する台がありますので、必要事項を記入します

JICC 窓口開示

なお、JICCの開示について注意点があります。

CICでは過去に契約した際に利用した全ての電話番号が開示の為のキーとなるとして必要となりましたが、JICCでは過去の全ての住所の記入が必要です。

JICCは過去の住所が開示のキーとなるため、未記入の住所があると全て開示されません(いわゆる開示漏れ)。

このため、窓口へ行く前に必ず『過去契約時に住んでいた住所』を調べてメモなどしておくことが必要です。

なお、CICで過去の電話番号が分からなかったり思い出せない場合は、先にJICCから開示をすると過去の契約時の電話番号が表記されるため、CICで開示が不完全だった方はJICCで過去の契約時の電話番号を知ることが出来ます。

②開示手数料を券売機で購入しカウンターへ提出する

申し込み書の記入が済んだら、500円の開示手数料券を券売機で購入して、カウンターへ提出します。

身分証明書の確認を同時に行いますので一緒に提出しましょう。

身分証明書の種類ですが、CIC同様に運転免許証や住基カード(写真付き)、マイナンバーカード(写真付き)、パスポートなどの写真付き公的証明書であれば1点で大丈夫です。

健康保険証のみなど、写真が付いていないものは他の証明書類と併せての提出となります。保険証のみでは開示は出来ませんので注意してください。

本人確認が済んだら、引き換え用の番号が書かれた番号札を渡されますので長イスで待ちましょう。

③信用情報開示書を受け取る

JICC 開示報告書

番号を呼ばれたらカウンターへ。再度身分証明書の確認をして、信用情報を受け取ります。受け取ったらCIC同様に長イスで眺めても大丈夫です。

万が一開示した信用情報がおかしいな、と思う点があればすぐにJICCの職員へ申し出てください。その場で相談に乗ってくれます。なお、その場から出ずに再度開示する場合は無料です。

もらうJICC信用情報開示書は表紙を除き、ファイルM、ファイルD、照会記録開示書の合計3種類となります。

それぞれの書類の意味を画像つきで解説していきます。

JICC信用情報の見方

CICと唯一違う点は、JICC信用情報にはファイルMとファイルDがあります。

①ファイルM

JICC 開示報告書

クレジットカードのショッピング利用

こちらは現金の借り入れではなく、ショッピング利用の一括や分割の利用情報となります。

②ファイルD

JICC 開示報告書

消費者金融やカードのキャッシング関連の利用です。債権会社、借り入れ可能額、借り入れ額、日付の他、一番右に【異参サ】欄があります。この欄に記録がある場合は異動情報となり、俗に言うブラックリストとなります。

キャッシング枠を設定していなかったり、消費者金融などの利用が無い場合は上の画像のように登録情報はありませんでした、という表記になります。

ここで1点注意ですが、カードローンや消費者金融によくあるのが、過去に利用していて完済したにも関わらず信用情報に記載がある事例です。

JICCの場合は完済をしていてもカードが手元にあったりすると、完済していても契約は残っている為(いつでもまた利用出来る状態)、実際に借り入れをしていなくても借り入れ予定可能額として残ります。

もし不都合などがある場合は、カード契約そのものを解約する必要がある、ということですね。

クレジットカードのキャッシング枠としての記載は、他社からすると総量規制に抵触しない限りはさほど考慮する点ではありませんが、ファイルDのカードローンや消費者金融の記録は、審査上比較的ネガティブ判断となりますので注意が必要です。

③照会記録開示書

JICC 開示報告書

照会開示記録書は、この半年間にカード会社がJICC信用情報を覗いた(照会した)記録です。

真ん中の照会目的が『契約照会』となっているものは新規でカードを申し込んだ際にカード会社が見た状態、上の画像のように『途上管理照会』となっているものは、すでに持っているカードでJICC信用情報を見た、という意味となります。

クレジットカードも約3ヶ月~半年に一度、途中で他社のカードが増えていないか、全体的に貸しすぎではないか(使用していなくても利用限度額が多すぎないか)などの利用状況をチェックしています。

これは法定途上与信といって、カード会社各社に貸金業法で法律により義務付けられているものです。

本来はリボルビング払いなどの分割利用が法定途上与信の対象で一括払いの場合は対象外です。

しかし、後からリボルビング払いに変更できたり、最初の初期設定がリボルビング払い専用カードなどは一括の利用でも法定途上与信の対象としている会社がほとんどです。

JICC信用情報開示のまとめ

東京と大阪にあるJICCの開示窓口で、本人は500円で自分の信用情報を確認できます

・信用情報の開示には、必ず各カード会社と契約した際の住所が必須です

・過去に住んでいた住所の申告が不十分な場合は正しい開示とならない場合があります(俗に言う開示漏れ)

・開示しておかしいと思ったらすぐにJICC職員へ申し出ましょう。ただし事実であるものは訂正されません。

こちらもCICと同様に、信用情報の開示はクレジットの健康診断のようなものです。自分の情報がどのように取り扱われているか、定期的に見ておくと良いと思います。

お役に立てれば幸いです(՞ةڼ◔)☝

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