
沖縄本島の南部、知念岬の沖約5kmの場所に久高島という細長く、小さな島があります。
この久高島は琉球神話の中に出てくる琉球創生の神『アマミキヨ』が天界から降り立った島として、神聖な聖地として現在も大切にされています。
現代ではパワースポットとして紹介されていますが、その評価は国内最強とも言われています。
今回はリゾートとして開発されている他の沖縄本島周辺の島とは違う、自然な神々しい空気が漂うこの久高島について、訪問される方の参考となる情報を書いてみたいと思います。
Contents
久高島観光の計画を立てよう
久高島の観光時間目安
久高島の観光目安ですが、島内でレンタサイクル(有料)を利用すると2~3時間で主要な場所を巡ることが出来ます。
急いで2時間少々で観光も出来なくはないですが、島内の移動はレンタサイクルか徒歩に限られるため、行き損ねてしまう場所や体力の消耗は避けれます。なにより、6~10月に行くと暑いです。
船の時刻を考慮しつつ観光をする場合、午前中からお昼頃、または午後から夕刻までというスケジュールの立て方が理想的です。
今回は船の時間に制約があったため、この記事に載せている場所を巡った場合の所用時間は約2時間ほどとなります。かなり時間が限られるため、3時間はあったほうが良いでしょう。
久高島にはATMが無い
島内では一部の店舗を除き、クレジットカードの利用は出来ません。また島内には郵便局がありますがATMは1台もありません。必ず沖縄本島であらかじめ現金を準備してから島へ渡るようにしましょう。
久高島へのアクセス
久高島へ渡る方法は海路、船のみとなります。
斎場御嶽の先にある安座間港から久高島の徳仁港の間を、高速船とフェリーの2隻が1日6往復で運行されており、島へはここから渡ることになります。
安座間港までレンタカーなどで来られる方がほとんどかと思いますが、安座間港の駐車場は無料で利用できます。
<安座間港での高速船・ニューくだか>
久高島への高速船(所要時間約15分)
・大人往復1,460円 子供往復750円
久高島へのフェリー(所要時間約25分)
・大人往復1,280円 子供往復650円
フェリーくだかの往復切符を購入された方で帰りの便を高速船にしたい場合は、高速船とフェリーの運賃の差額90円を高速料金として追加すれば高速船に乗船できます。
時刻や運行状況などは、以下のホームページで確認できます。
https://kudakakaiun.jimdo.com/
▲久高島への船・久高海運のホームページ(公式サイト)▲
久高島内での注意事項
島へ向かう定期船の中では、島での注意事項がモニターで流れます。神聖な島でのルールを守りましょう。
久高島は、島で暮らす人々にとって、生活の場です。
感謝、祈りの生活により守られ、育まれてきた、他とは少し違う場所です。
- 神行事の期間中は、集落から北への立ち入りが制限されます。
- 部落内で、騒音を出す行為などはお控え願います。
- 水着のまま集落内を歩くことはお控えください。
- 自転車・自動車の安全運転をお願いします。
- 久高島は幅の狭い道が多いですので、樹木や芝生を傷めない運転をお願いします。
- 久高島から動植物の一切の持ち出しを禁止します。
- 島から石を持ち帰らないようお願いします。誤って持ち帰り石を島に返しにいらっしゃる方もおります。
- 日差しと暑さ対策は万全に、久高島での滞在をお楽しみください。
- 久高島特産のお土産も、ぜひお買い求めください。
- 拝みや祈りの妨げになる行為はおやめください。
- 賽銭箱のない場所に、賽銭を置くことはおやめください。
- 献花、線香、お供え物などにつきましても、お控えください。
- 「外間殿(ほかまどぅん)」の中に入ることは禁止されています。
- 「いしき浜」では、遊泳は禁止されています。
- 「フボー御嶽」への立ち入りは禁じられています。
ー久高海運公式サイト『久高島観光案内』より引用ー
久高島に渡ったら
久高島ではレンタサイクルを借りよう
久高島での移動手段は先にも書きましたがレンタサイクル、または徒歩です。徒歩はかなり厳しいものがありますので、ここはレンタサイクル一択でお勧めさせていただきます。
レンタサイクルを借りることが出来る場所は、久高島でフェリーを降りてから坂を上った右側の角にある『久高島船待合所』です。船の待合所とレンタサイクルが一緒になっています。レンタサイクルの利用料金は1時間300円です。
なお、喫茶店も一緒になっており、ここのぜんざいが美味しいんです。よろしかったらご賞味ください。
久高島フボー御嶽(うたき)
島の真ん中には、沖縄の御嶽でも最高の聖地となる『フボー御嶽』があります。先祖の霊が宿る聖地として、島の神女が祭礼時のみ入ることが許されており、琉球国王ですら入ることが許されなかった男子禁制の場所です。
現在は完全に立ち入り禁止です。観光の際は外から礼拝しましょう。
久高島カベール岬(はびゃーん)
琉球創生の神『アマミキヨ』が天界から降り立った場所がこのカベール岬です。岬の先に見える岩場に降り立ち、この岬にたどり着いたとされています。
このカベール岬から見る海の向こうが楽園『ニライカナイ』がある場所、と信仰されています。ニライカナイから降り立ったアマミキヨは、このカベール岬から島を抜けて那覇へ向かったと言い伝えられています。
島の途中から道の舗装がされていない
島の中ほどにあるフボー御嶽からカベール岬の間(島の半分)は環境を守るため舗装がされていません。レンタサイクルで回る際にはお気をつけて。
その他久高島の見どころ
この他にも、港の周辺の集落に久高御殿や外間御殿など、神事にまつわる建物があります。今回は2時間のモデルコースですので、前を通るだけとなってしまいましたが、お時間があればぜひ巡ってみてください。
久高島はネコの多い島
久高島にはネコがたくさんいます。めっちゃいます。島の集落にはとにかくネコがいっぱいです。和みます。なぜかはちょっとわかりません。
久高島にハブは生息していない
沖縄の島々全ての島にハブが生息しているわけではありません。この久高島もハブのいない島の一つです。
安心して歩いたりサイクリングは出来ますが、自然保護のため繁みに入ったり、草木を踏み荒らすことが無いようにしたいものです。
久高島のまとめ
・沖縄南部の安座間港から1日6往復の船で渡ることができます
・神聖な島なのでルールを遵守して観光しましょう(御嶽の中や一部立ち入り禁止の場所があります)
・観光時間は短くて2時間、余裕を持つなら半日あると良いでしょう
・レンタサイクルがおすすめです
いかがでしたでしょうか?不思議な気持ちになれる島、久高島。おすすめですのでぜひ出かけてみてください。
お役に立てれば幸いです(՞ةڼ◔)☝
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