無職やブラックでも持てる?あのクレジットカードの噂は本当?

ネット上で見かける『ブラックでも持てるクレジットカード』『無職でも持てるクレジットカード』の記事。

この記事では果たしてこれは真実なのかどうか、カードの審査基準や状況などを分析しながら見ていきたいと思います。




クレジットカードにおける無職の解釈

審査の甘いクレジットカード

<アメックスのQ&Aより。カードの申込は定職のある方、と明記されている>

まず、基本的にクレジットカードはどの会社でも顧客対象は『安定した収入のある方』が大原則です。よって、一般的に考えてみると仕事をして収入がある、ということになります。

そして反対に無職といえば仕事をしていない、収入は無い、という解釈になります。

しかし、預貯金だけで莫大な資産がある場合や、家賃収益や株式トレードなどでの収入などがある場合もあり、ひとくくりに全てが収入のない無職とは言えないのです。

当然ながらクレジットカード会社にしてみれば、資産家や投資家は喉から手が出るほど欲しい富裕層の優良顧客となります。

審査の甘いクレジットカード

今は行われていませんが2014年に日本から撤退を表明し、三井住友トラストクラブへ営業を譲渡したシティカードは、同系列のシティバンク銀行に1,000万円以上の預貯金がある場合には、シティゴールドカードを発行していました。

このように、一定額以上の金融資産や土地などがあって収入がある場合には、完全な無職とは見なさずクレジットカードを発行する場合も数多くあります。

また、主婦の方の場合は、配偶者の収入や信用状況での審査となります。よって、配偶者が金融事故を起こしている場合は、主婦としての審査は当然ながら厳しいものとなります。

完全たる無職の場合の審査は相当厳しい

当然ながら収入がないわけですから、支払能力という点でアテがありません。

また、クレジットカードは勤続年数が考慮される審査方式(スコアリング)を取っている以上『仕事をする予定がある』では厳しい結果となるでしょうが、『審査は水もの』と言われるだけに、まずは申し込んでみないことには何とも言えないのが実情です。現に年金受給のみで審査に通ったケースもあります。

では、未成年者や学生カードの場合はどうなの?となりますが、こちらも主婦と同じケースで親権者の状況で審査がされることとなります。

クレジットカードにおけるブラックの解釈

クレジットカードにおけるブラックの解釈とは、信用情報上に自己破産や個人再生、また債務整理や2ヶ月以上の延滞を起こしたときに登録される『異動』がそれにあたります。

異動情報は、そのカードや貸付が事故として処理され、決着(完了)がついてから5年間登録が残ります。

なお、現在進行形で延滞をしていたり、払わず放置などしている場合は当然完了とはなりませんので、異動情報は処理が完了するまでは残り続けることとなります。

(※特殊な例として、信用情報に未加盟の債権回収会社への債権譲渡などで消える場合もあります)

というわけで、他サイトによく出てくる審査の甘いカードランキングにとして登場する、3つのクレジットカード実情を書いてみたいと思います。

アコムマスターカード

アコムマスターカードの概要

審査の甘いクレジットカード

<ACアコムマスターカード>

アコムマスターカードは消費者金融のアコムカードにクレジットカード機能を付けたカードです。

他のカードのようなポイント還元制度はありません。

あくまでもキャッシングのカードにショッピングを付けた、というスタンスで発行されているため、ショッピング利用限度額枠が20万円に対し、キャッシングが50万円の利用限度額枠というのはザラにあります。ショッピングとキャッシングの扱いが逆転しているわけです。

アコムマスターカードの審査

審査の甘いクレジットカード

<ACカード(アコムキャッシング専用)>

さて、このアコムマスターカードの審査はアコムの審査基準で判断されます。

申し込み希望の時点でクレジットカード機能付きかキャッシング専用かを選択することとなりますが、クレジットカード機能付きのアコムマスターカードは、キャッシング専用のACカードと比べて審査が一段階上の厳しさとなります。

あくまでも第1段階では、消費者金融の利用という前提での審査です。クレジットカードの審査とは異なります。そして、マスターカード付きを希望していれば、もう少々フィルターをかけた審査を行い通れば発行、という解釈でよいでしょう。

アコムマスターカードはブラックに甘いのか

ブラック、に関してですが消費者金融でアコムでのトラブルがなく、他の消費者金融からの借り入れが無ければ審査通過の見込みはあります。

そして、特筆すべき点はCICの信用情報上での取り扱いです。

ショッピングクレジット扱いで1件、キャッシング扱いで1件と、1枚のカードにも関わらず2件分(開示すると2枚で出てくる)の信用情報登録が行われる点があり少々特殊となっています。

アコムマスターカードは勧められるか

他サイトでは勧めているサイトもありますが、私個人的にはお勧めできません。

ちゃんとポイントが付与されるマスターやVISA付きのデビットやプリペイドカードも他にありますし、分割払いであれば個別のショッピングローンもあります。

そもそも、返す支払能力が無い状態でカードを持つという前提で欲しいというのであれば、これは本末転倒ですので当然お勧めは出来ません。

アコムマスターカードのまとめ

よって、アコムマスターカードをお勧めする対象の方は以下の通りとなります。

・過去に金融事故などがあり、どうしてもクレジットカードが必要

・消費者金融利用のクレジットヒストリーでも構わない

・クレジットヒストリーをこれから育成して、半年経過以降に他のカードへ切り替えていく予定を立てている

となります。

楽天カード

楽天カードの概要

審査の甘いクレジットカード

<楽天カード(一般図柄)>

楽天カードも度々審査が甘いと取り上げられるカードです。

ネット上では冗談で職業を『スナイパー』にしたら審査に通ったとか、『コスプレイヤーにしたら落ちた』なども話題になりました。

https://matome.naver.jp/odai/2147450940109925101

▲これはやり過ぎw Twitterで見かけた楽天カードの「職業」が雑多(NAVERまとめ)▲

https://lineblog.me/hayasemiru/archives/224314.html

▲早瀬みる 公式ブログ 楽天カード敗北の歴史をなぞる(LINE Blog)▲

ただ、これはおふざけであったとしても、過去の発行状況を見ていくと審査が甘いと言われる理由が納得できる点もあります。

それは、楽天カード側がカード会員を大きく増やしたいタイミングと思われる時に、利用可能限度額を通常よりも思い切り下げて(ショッピング5万円・キャッシングは不可)、多数へ発行したという経緯です。

楽天カードの審査には事情があった

つまり、普段であれば審査に落とす判定でも発行し、利用していく過程で『ふるい』にかける営業方法を取って、カード会員を確保したことがあるということになります。

審査の甘いクレジットカード

<強制解約を意味する『エラーコード2(画像は転載です)』>

その『ふるい』の内容とは、少しでも延滞したり、換金性の高いものを購入した顧客には『エラーコード2』という強制解約を次々と行う点が挙げられます。

『エラーコード2』が出た場合は復活はなくそのまま強制解約となり、以後楽天カードへの再入会は出来ません。

この強制解約は理不尽な点も多く、キャッシングの増枠を申し込んだら強制解約、ポイントサイトのポイント目当てに発行し死蔵したら強制解約、楽天グループで全く使わず他の決済に使っていたら強制解約、とかなりイケイケです。

通常に問題なく利用していても『ふるい』が行われ、強制解約となるパターンがカード発行から半年後、法定途上与信を行った際に多いという結果が出ています。

よって、クチコミやレビューサイトの評価は『ひどすぎる』というコメントが数多く溢れています。

なお、途上与信管理業務(プロセシング)で見るポイントについては、他社も同じ部分がありますが大まかに以下の点となります。

・借入残高や利用額・キャッシングの利用

・他社のクレジットカードやカードローン新規申込状況

・他社の借入残高や利用額

・他社での増額申請

・他社での延滞

・CICへ登録される携帯料金の延滞

楽天カードはブラックに甘いのか

楽天カードの審査はかなり寛容です。ただし、傾向として高齢(50歳以上)のクレジットヒストリーが無い場合、審査が厳しい傾向が強いという意見も見受けられます。

また、審査に通って持つことが出来たとしても、謎に発動されるエラーコード2が多いため維持するのが難しい、恐ろしくて公共料金の引き落としに設定するのを躊躇するといった話も多くあります。

なお、破産などの金融事故から1年以上が経過し現在他に利用がなく、過去に楽天カードの前身となる国内信販などでトラブルが無ければ審査通過の見込みはあります。

楽天カードは勧められるか

以上のことを含めて、楽天グループでの利用をメインにし、なおかつキャッシングを全く利用せずに死蔵や延滞などのネガティブ要因となることさえ避ければ入り口が広く、多くを受け入れる点としては良いと思います。

ポイントサイトのポイント目当てによる楽天カードの死蔵行為についてはやめたほうが賢明です。

マジカルクラブTカードJCB

マジカルクラブTカードJCBの概要

審査の甘いクレジットカード

マジカルクラブTカードJCBは、通販大手のニッセンが発行しているクレジットカードです。

こちらのカードも比較的審査が甘いとされ、ネット上で話題に取り上げられるカードの一つとなっています。

マジカルクラブTカードJCBの審査

通販のニッセン利用歴が少々考慮される点がまず挙げられます。

ニッセンにて定期的に利用していたり、また購入を何度か行なっている顧客に対しては、過去に金融事故があったり、年齢的にクレジットヒストリーが無い場合でも発行されるケースはあります。

ただし、一番最初の発行時に利用可能限度額は3~5万円であったり少額な場合が多いです。また、途上与信を細かく行うことで、その時の利用状況で利用可能限度額がよく変わります。

なお、以前このカードは外資系のGEクレジットが運営を行なっていましたが、撤退により現在はニッセン子会社のニッセンクレジットサービスが運営しています。

今まで審査が甘いとされてきましたが、ここ近年は審査基準が引き上げられたようで否決となるケースも珍しくはありません。

利用途中で年収証明書の提出を求められるケースも多々あり、利用可能限度額の割に顧客に厳しい印象を受けます。

ニッセンマジカルTカードJCBは勧められるか

初期の利用可能限度額が極めて少額であること、また顧客管理として年収証明書の提出を求められたりするケースが多いことから、その点を煩わしいと感じなければ良いのではないでしょうか。

また、普段ニッセンを利用していて、高齢でクレジットヒストリーが無い方にとっては審査難易度は低くなるためお勧めが出来ます。

まとめ

審査が甘いとされるカードの実情を今回は取り上げてみました。他のアフィブログでは良い点しか書かれていないことが多いのですが、困ることが無いように実情にもしっかりと触れておくのも良いと思います。

ご参考になりましたら幸いです(՞ةڼ◔)☝

関連記事