格安航空券とパックツアーどちらがお得?パックツアーの仕組みと裏技

飛行機を利用した旅行となると、誰もが思い浮かぶパックツアー。往復の飛行機とホテルか付いてコミコミ料金、しかも割安。利用したことがある方も多いと思います。





パックツアーの仕組み

パックツアーとはパッケージツアー、『募集型企画包括旅行』と呼ばれる旅行商品です。

これは行き帰りの交通手段、宿泊の行程が全て揃っている状態でのみ発売が可能となる旅行商品です。よってどれか一つでも欠けてしまっている状態、つまり片道の交通機関とホテルだけ、帰りの交通機関は無しという発売は出来ません。

各旅行会社が『仕入れ』をしたホテルの部屋や飛行機の座席を組み合わせ、様々なプランに振り分けて消費者へ販売する、というのが一連の流れです。

パックツアーの安さのカラクリ

パックツアー マイル

航空会社やホテルは、個人の利用客以外にも旅行会社に施設や座席を業販価格、つまり割安で販売しています。航空会社が旅行会社に座席を販売する条件として、必ずパックツアーで(航空券単品として売らない)販売すること、というルールがあります。完全にパック用、っていうことですね。航空会社に『包括用旅行運賃』という運賃カテゴリーがあるもの、それがこの航空券のことになります。

契約している旅行会社それぞれ条件は違いますが、この航空券を一定金額以上に販売したりノルマを達成すると、航空会社から旅行会社へキックバックが支払われます。旅行会社はこのキックバックを利益としつつ、さらに他社とのパックツアー商品の価格競争原資=値下げ、にあてているという図式です。

キックバックを見込んでパックツアー商品の値段をあらかじめ下げている、と言った方がわかりやすいかもしれません。

ただし、過剰な価格競争とならないよう、パックツアーにはMTP(minimum tour price)という最低下限料金が航空会社側からちゃんと決められています。これを破って発売したことが発覚すると、航空会社から商品=航空券を卸してもらえなくなるペナルティがあり、旅行会社は倒産するレベルの大きな痛手となるため、最低価格を下回るということはないようです。

格安航空券の往復より安く条件が良い場合もある

パックツアー マイル

飛行機に乗る人は必ずしも誰もがホテルを必要とする人、というわけではありません。しかし、往復の航空券の価格よりも、ホテル付きのツアーパックの方が安くなってしまう場合が多々あります。

また、航空券のみで購入した場合、旅割などの格安運賃はキャンセルすると高額な払い戻し手数料がかかりますが、パックツアーは旅行開始日の21日前までのキャンセルであれば無料です。格安航空券よりキャンセルに対して条件が良い部分があります。

また、旅割は出発日の28日前を過ぎて近くなると発売しておらず、航空運賃がすでに上がってしまっている状態でも、パックツアーは出発日10日前まで申し込みが可能だったりします。

『でもホテルは実家泊まるからいらないんだよ…』

『泊まりたいのはパックツアーで扱っていないような民宿なんだよ…』

『普通に航空券だけでいいのに…』

という方向けの裏技を一つ書いてみます。

一部権利放棄という裏ワザ

旅行開始の後に途中で受ける予定の権利を放棄するという方法で、ホテルに泊まらずに行き帰りの航空券だけを利用するという裏技があります。

ここで必ず行うこと&注意しなくてはならない点が3つあります。

・旅行開始後、行きの飛行機を利用した後にホテルへ都合により利用しない旨の連絡をする

・連絡は直接ホテルにする。間違っても旅行会社にしてはならない

キャンセル、という言葉は絶対に使わない。あくまでも、都合で泊まれなくなったことを伝える

この3つです。

まず、すでに旅行を始めているという状態が必要です。そして、都合により予定していたホテルへ泊まることが出来なくなった、という事情でホテルへ直接不泊を申し出ます。あくまでも『キャンセル』ではなく、予定していたツアーの一部を権利放棄したということです。

よく一般的に予約だけして来ない『ノーショー』が今問題になっていますが、パック旅行の代金の中にホテル代はすでに含まれているので、この経済的損失はないの?という点では大丈夫です。

ただ、無連絡はしない方がいいですね。やはり相手のこともありますし、空いている部屋を探している人がもしかしたらいるかもしれません。

これにより、往復の航空券より安いパックツアーを不泊で利用することは出来ます。

自由度が高い旅がしたいのなら

パックツアーの価格は、在庫処分のバーゲンを除き(といってもMTP以下になることはありませんが)半期ごとに価格が設定されます。パックツアーも『1泊4日』や、帰りの日を延長できます、といった旅行商品を売り出していることが多いので、もし飛行機の利用のみでホテルはいらないという方は、旅割の価格とパックツアーの価格を見比べて、安いほうを取るのが良いかもしれません。

マイル積算は旅割が75%、パックツアーでマイルが貯まるものは50%です。ただし、日頃の生活の中においてポイントを活用することでマイルは貯めることが出来ますし、考えなくてもよい差です。

なお、SFCの修行をする方はPP(プレミアムポイント)の関係上、旅割一択です。

やはり日頃からマイルを貯めて航空券を確保し、ホテルを自分自ら予約するのが一番格安で自由度の高い旅が出来ます。ホテルはホテル比較サイトを駆使してもよいですし、インターネットでは予約できないような離島の民宿を楽しむのも一興です。マイルの特典航空券には、パックツアーにはマネの出来ないほどの自由さがあります。ビジネスや実家帰省にも充分対応してくれます。

お役にたてれば幸いです(՞ةڼ◔)☝

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